鳥取県高校駅伝をチームレコードで優勝!五連覇達成!!(その2)

鳥取城北高校男子駅伝部は、11月3日(日)に開催された鳥取県高校駅伝で優勝し、5連覇を達成しました。また、12月22日(日)の全国高校駅伝の出場権を獲得することができました。この記事をご覧になられた皆さま、普段から応援してくださる皆さまに改めて感謝を申し上げたいと思います。

 

 

本日の記事は、前回の続きになっています。

前回の記事はこちらです。

https://www.tottori-johoku.ed.jp/club-report/show/ekiden/1111

 

 

本日は4区~7区の選手のコメントを掲載しますが、その前にこぼれ話に少々お付き合いください。

 

 

※レース当日、ある関係者の方が米子のホテルに宿泊されていたそうです。朝5時頃、偶然目が覚めカーテンを開けると、朝練習をする駅伝部メンバーの姿が見えたそうです。朝の5時から選手の練習を見守り、車が来たら選手に注意できるよう道に静かに立っているマネージャー3人の姿に感激されたようです。そんなこともあってか、レース終了後「マネージャー3人全員が泣いているのを見たことが一番印象的だったよ」と声をかけてくださいました。

 

※レース直前に足を痛め、無念の不出場となった主将の濵橋(3年)、レースの結果を決める重要な6・7区を1年生に任すことになり、申し訳ない気持ちでいっぱいだったようです。しかし、当日朝練習で普段通り自然に明るく過ごしている1年の山口・岩田を見て「これはいける」と思ったようですね。後から聞けば、実は自分のシューズとハチマキを2人に託していた濵橋。主将の思いと共に走った1年生2人。きっと心強かったことでしょう。

 

※その主将の濵橋は故障後、個人でやらなければいけない練習もある中、チームから絶対に離れないようにしていました。「選手の体調などをしっかり見て、自分にできることをした」とのこと。レース前日の宿泊では、主将のアイデアにより、選手と付き添いが同じ部屋で泊まるようにしていました。今年の高校駅伝は「高校で陸上を本格的に始めて以来、一番嬉しかった」そうです。「チームレコードを出せた年のキャプテンで誇らしい」とも。

 

 

 

 

それでは、各区間の選手のコメントを紹介します。

 

 

 

4区 林本 涼(3年) 8.0875km 24分33秒 区間賞

 

鬼太郎駅伝が終わってから調子が良かったため、自信を持って県駅伝に臨むことができました。レースは苦しい展開になりましたがチーム目標である2時間10分切りという目標を達成することができました。去年の都大路ではふがいない走りをしてしまいとても悔しい思いでした。今年の都大路ではチームで2時間8分台を出して悔いのない走りをします。

 

~林本にタスキが渡った時点で、先頭とは57秒離される苦しい展開。主将の濵橋は「どれだけ離れていても、林本がいる」と信じていたようですが、やはり林本にとっても予想外の展開だったようです。しかし「焦ったけど、むしろスイッチが入った」「追いつくしかない」とシンプルな思考ができたと言っていました。「ラストスパートも出ないくらい力を出し切った」と語るように、5,000mの通過はなんと14分58秒。この林本の快走で、先頭は目の前の3秒差まで詰めることができました。

 

~林本の24分33秒という記録は、ここ10年でも見られないほどの好記録です。鳥取県では24分50秒台は近年よく見られるようになってきましたが、30秒台というのは、レース展開・気持ち・調子全てが噛み合って出た「超爆走」と言えます。

 

~実は林本の腰に巻かれたハチマキは代々受け継がれる特別なものです。「一番走れる選手に渡す」と、3月の「卒業生を送る会」で先輩の竹山から引き継がれたもの。「思いがこもっているから」と、県駅伝まで一度も使ってこなかったそうです。そして「次は都大路でつける」と決めているようです。エースの証明が、この日の快走を呼び込んだのかもしれません。

 

 

 

 

5区 別所 響(2年) 3km 9分18秒 区間2位

11月3日に境港で県駅伝が行われた。自分は5区の3km区間を任せていただけることになった。メンバーとして県駅伝を走ることが1つの目標でもあったから選ばれた時はとても嬉しかった。10時半に1区帰山がスタートし、アップの途中にメンバーの力走を聞いて自分にも気合が入った。4区の林本さんが50秒以上の差を縮めて1位の背中が目の前に見える形でタスキを受けた。自分で抜かさなければという焦りと緊張からかペース配分が乱れてしまって自分の走りをすることができなかった。結果として1年生に14秒差もつけられてしまって、とても悔しかったし、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。全体としては6区7区の1年生の力走で逆転優勝することができた。このチームで全国に行くことができるのはとても嬉しい。都大路まであと1か月と少し、またメンバーに選んでいただけるようこの悔しい気持ちを忘れず意識高い練習生活をしていく。

 

 

~追いついて、引き離すと決めて走った別所ですが、思い描いたレースプラン通りにならず、相当悔しかったようです。目の前にいた相手チームと先導の白バイクを、ずっと後ろで見ながら走り続けた経験は、必ず今後の役に立ちます。レース後、大粒の涙を流しながら歓喜の輪に加わっていた姿を見て、「責任感の強さ」を感じました。この大きな舞台に立てたこと、それ自体が素晴らしいことだと思います。今後の成長にますます期待ができる選手です。

 

~別所はレースおよそ2週前のペース走で、5,000mの自己ベスト記録を、「練習で」しかも「途中通過タイムで」

あっさりと塗り替えていました。調子がよかった証拠だったと思います。

 

 

 

 

6区 山口 月暉(1年) 5km  15分9秒 区間2位

 

 

 

   一年生でレースの経験が浅く、不安でしたが、前の選手を追う走りでチームに貢献し、見事優勝することができました。   

 緊張と不安の中で1区がスタート。予想通りのタイム差で帰山さんが順調な滑り出しでしたが、4区までに約1分差をつけられ「勝ち目はないかもしれない」と希望を失いかけていました。しかし、4区林本さんの追い上げで先頭と3秒差。この走りで再びチームへの大きな希望と団結力が強まりました。5区の別所さんからタスキをもらって17秒差。ひたすら前に追いつこうと前半からオーバーペースで走り、食らいつき、自己ベストを30秒縮める走りで7区真之に渡し、ラスト600mでスパートをかけ後半をつき離して見事5連覇を飾ることができました。

 全国に出場することは通過点なので、都大路で鳥取県内を沸かせられるよう、これまで以上に個々の走力、チームの走力を上げて城北魂で頑張ります。

 

 

~濵橋から託されたハチマキをつけてレースに臨んだ山口。実は山口も、三区の田辺と同じように、日本海→鬼太郎と連続で6区を任されていました。また、区間記録更新まであと3秒という「快走」でした。この走りで再びチームは息を吹き返し、先頭との差を縮め、「あと13秒」でアンカー岩田へタスキリレーをしました。

 

~山口はトラックでは5,000mをまだ走ったことがないというレアなケースでの出場。ロードで5km適性をバッチリ証明できた今、、都大路までにどれくらいの記録をトラックで残せるか、ここにも注目してもらいたい選手です。

 

 

 

 

7区 岩田 真之(1年) 5km 14分58秒 区間賞

 

 

アンカーとは抜かれたら終わり、抜かないと勝てないという、1年生が走ってもいいものかというプレッシャーがあった。でも、先生やチームの信頼があって走らせてもらえたんだと思った。前との差が30秒以内だったら勝てる自信があった。走ってるときも、絶対に都大路に行ってやると思いながら走った。最初の入りで差が広がっていても慌てず後半に挽回した。競技場に入るときに勝利を確信して笑顔で走った。ものすごい声援が聞こえて、とても楽しかった。夢のような一日だった。でも本番はここからなので都大路に行けなかったチームの分までいい結果を残して帰ってくる。

 

 

 

~鬼太郎駅伝の1区で途中失速し、チームに迷惑をかけてしまったと意気消沈していた岩田。落ち込むばかりではなく、同時に前を向き、県駅伝ではチームに貢献したいと強く決意していました。自分が最も力を発揮できる距離は5kmであると本人も志向し、普段から競ったら勝負強い岩田は満を持してのアンカー起用でした。

 

~鬼太郎駅伝で全国の強豪に勝ち、同コース同区間で15分00秒の記録を残した林本に2秒先行する14分58

秒は見事。そしてその4区林本からアンカー岩田のゴールまでの後半21kmはなんと1時間3分58秒。絶対に優勝すると全員が信じて先頭を追いかけたことが、この好記録につながったのではないでしょうか。また、各区間記録を見ますと、8分59秒、25分09秒、9分18秒、15分09秒、14分58秒と、偶然か必然か多くの選手がキリのよい目標タイムをちょっとずつ切ってくれていますね。

 

 

(V5で5回胴上げされる山﨑監督)

 

 

※当日の写真は、学校Facebookでもご覧になることができます。

 

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※次回は高校の部5連覇を達成した米子―鳥取間駅伝の記事を更新予定です